Mac miniに USB4 40Gbps SSDエンクロージャ

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#ロジテックのLHR-LPNVWU4CDのレビューです。

さて、Mac mini M4ですが、512GBバージョンを購入しました。しかし512GBでも内蔵ディスク容量は少ない。しかし今のMac miniはThunderbolt4を搭載しており外付けディスクで40Gbpsでの速度での接続が可能です。ならば試してみるしか無いじゃないか。

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USB4 エンクロージャを探す。

条件

今回探すエンクロージャの条件は以下のようなもの。

  • USB4・Thunderbolt 3 / 4対応 40Gbpsでのデータ転送が可能なもの。
  • Macの起動ディスクにできるもの。 

候補

商品名ロジテック
LHR-LPNVWU4CD
玄人志向
GWM.2AM-U4CC
UGREEN
15976-40GB
材質アルミアルミアルミ
ファン非搭載非搭載搭載
搭載チップASM2464PD
本体寸法
重さ
50×104×20mm
171g
‎50×104×21mm
170g
120 x 48 x 190mm
330 g
Mac起動ディスク
マニュアルPDFPDF
最近の価格変動¥13,980
¥12,320
¥8,500
¥9,500
¥10,927
かなり変動した。
¥16,999
¥11,049

今回候補に上げたのはこの3機種。正直ロジテックのLHR-LPNVWU4CDと、玄人志向のGWM.2AM-U4CCは中身同じ?OEMってやつなのかな?パッと見だけとほぼ同じに見える。本当は玄人志向買おうかな?と思っていたのだけれども、あっという間に売り切れになっていたのと、今回の財源はMac miniをヨドバシドットコムで購入したためヨドバシのゴールドポイントが結構溜まった。それで購入する予定なので、ヨドバシ・ドット・コムで在庫のあるものに絞りました。

購入したもの

ロジテックのLHR-LPNVWU4CDに決定。

本当は玄人志向のGWM.2AM-U4CCが比較的安価で狙っていたのですが、ヨドバシ・ドット・コムで在庫切れからの取り扱い停止になってしまいました。そこでほぼ同じ、ほとんど同じ、いや同じじゃね?ってことでロジテックのLHR-LPNVWU4CDに決定。Mac mini購入時のポイントで購入しましたが数千円足が出ちゃいましたね。UGREENはそもそもヨドバシになかった。

写真

外箱はこのような感じで意外に小さかった。

中身は本体、‎シリコンカバー、シリコン製放熱シート、ドライバー、予備ネジ、予備ロックノブ、USB 40Gbps(USB4 Version1)対応 USB Type-C – USB Type-Cケーブル(約30cm)です。予備ネジはありがたいですね。

本体はアルミ合金製で、上蓋を外すと裏面には凹凸があり、装着する蓋の凹凸がM.2SSDとシリコン放熱シーを挟み込んで接し、本体全体がヒートシンクになる作りです。

持った感じは結構重量感が有り、しっかりとした作りです。大きい大きいと訊いていたのですが、想像よりは小さかったので安心。

使用時本体がかなり熱くなるようですので、使用時には低温やけど防止でシリコンカバーを装着しておくこととのこと。

今回使用したもの

早速使ってみます。その前に今回速度計測で使用したアイテム。

機材

  • Mac本体
    • Mac mini M4(Thunderbolt 4)
    • Mac mini M1(Thunderbolt 3)
  • ドッキングステーション
  • M.2 SSD
    • Hanye HE80 / Hanye HE80 PS5用バージョン
      こちらは以前PS5用に購入したものが高性能で気に入ったので、同メーカーの型番違いを購入。ゲーミングPCに入れようと思ったが結局使わずに放置していたので今回利用。
      • 2TB PCIe Gen4x4 M.2 NVMe 2280
      • R:7200MB/s W:6300MB/s HE80
    • Crucial CT500P2SSD8JP(旧モデル)
      これは以前より所有していて、USB3.1 Gen2 エンクロージャーに入れて普段は使用しているもの。
      • 500GB Gen3 M.2 NVMe 2280
      • R:2400MB/s W:1900MB/s
  • M.2 エンクロージャー

接続・セットアップ

  1. 本体にSSD装着
  2. シリコンシートを乗せて蓋を閉める
  3. 付属USB4ケーブルで背面ポートに接続
  4. ディスクユーティリティで初期化

接続するだけでちゃんとThunderbolt/USB4として認識しております。
セットアップは特に難しいことはなく、これだけです。フォーマットはAPFSにしておきました。

速度計測

Mac mini M4で、2種類のエンクロージャと2種類のM.2SSDを装着して速度計測を行いました。さらにThunderbolt3規格のドッキングステーション経由での接続も計測しました。

Mac mini M1では背面Thunderbolt3ポート接続で計測しました。

計測に使用したアプリケーションはMacのAmorphousDiskMarkです。基本的には測定結果最上段のSEQ1M QD8に表示された読み書きのデータを見ています。

Mac mini M4 に接続した場合

LHR-LPNVWU4CD + Hanye HE80 + Mac mini M4

2回計測。

パッケージにも載っているロジテックがWindowsのCrystalDiskMarkで計測した数値がR3800MB/sでしたので、結構近い数字が出ているのではないでしょうか?

Anker Thunderbolt 3 ドッキングステーション経由で接続した場合。

使用機器:Anker PowerExpand Elite 13-in-1 Thunderbolt 3 Dock

Mac mini M1購入直後から愛用しているAnkerのThunderbolt3 ドッキングステーション経由で接続してみる。Thunderbolt3と4共に速度は40Gbpsですが、差は出るのか・・・。

システムレポートで確認、しっかりとドッキングステーション経由での接続でも40Gbps接続となっています。

結果は結構差が出ました。読み込みに関しては3300台〜3100台位で若干落ちたな程度ですが、書き込みに関しては2700→1800と結構速度低下しているなと感じますね。体感で感じられるかどうかは微妙ですが、計測数値上では書き込みに関して差が顕著ですね。

【USB4 Gen3x2:最大転送速度が40Gbps】は80cmまでと言われているので、合計のケーブルの長さとかも関係するのかな?と思ったり思わなかったりラジバン・・・

Mac mini M4 前面端子に接続した場合。

Mac mini M4 前面のUSB端子に接続した場合はこのような感じ。自動的にUSB3.2 Gen2 10Gbpsでの接続になります。USB3.2 Gen2ギリギリの速度が出ている感じですね。

CrucialCT500P2SSD8 を HP6-C3-GY と LHR-LPNVWU4CD で比較

エンクロージャーの比較です。中身のSSDは低速のCrucialCT500P2SSD8を使用。Mac mini M4の裏側Thunderbolt 4ポートに接続。

中にデータが半分ほど入っている状態なので参考程度ですが、読み込みがそれほど伸びません。書き込みは結構限界値近くまで出せているようです。

SSDの限界値近く数値が出ているように思います。SSDの公称値がR2300MB/sですので、ほぼ公称値が出ています。

中のSSD自体の性能もですが、Mac mini M4前面端子に接続した時の計測数値を見ても、エンクロージャー自体の性能でも結構差が出るものだと感じますね。

Mac mini M1に接続した場合

LHR-LPNVWU4CD + Hanye HE80 + Mac mini M1

2回計測。Mac mini M1の裏側Thunderbolt3ポートに接続。

結果は読み込みに関してはMac mini M4と同様に3400台が出ましたが、書き込みに関しては結構違いが出ました。ドッキングステーションを挟んだときのように1500〜1300台位の計測数値になっていますね。

Mac mini M4にThunderbolt3規格のドッキングステーションを挟んだ時に近い感じになりました。本来Thunderbolt3も4も速度に変わりはなく40Gbpsなのですが、同じような書き込みの速度が低下するという結果になりました。

まぁ実際体感できるほどではないのでしょうけれど、数値としてこう出ると面白いですね。

表で比較

Mac mini M4Mac mini M1
接続端子USB4 / Thunderbolt 4USB4 / Thunderbolt 3
LHR-LPNVWU4CD
+ Hanye HE80
R:3443 MB/s
W:2790 MB/s
R:3421 MB/s
W:1596 MB/s
LHR-LPNVWU4CD
+ Thunderbolt3 Dock
+ Hanye HE80
R:3158 MB/s
W:1821 MB/s
LHR-LPNVWU4CD
+ CT500P2SSD8
R:2264 MB/s
W:1136 MB/s

M1とM4 内蔵SSD速度

先日投稿したMac mini M4のエントリー内に貼ってあるデータと同じものです。

左がM1 Mac miniで右が今回購入したM4 Mac miniです。ともに内蔵512GBです

内蔵SSDと比較しても遜色ないレベルではないでしょうか?書き込み速度に関してはMac mini M4がかなり高速ですが、読み込みに関してはほぼ同じレベルです。

ファン無し

本体はファンがないので非常に静かですが、反面どうしても本体がかなり高温になります。素手で触ると低温やけどするレベルで本体温度は上がります。そのため手で触れる機会が多い場合はシリコンカバーで覆う必要があります。これは好みが分かれるところですね。

このままでも基本的には問題ないので、あんまり気にせず使いましょう。

でも、本体がヒートシンク代わりになるので高温になるのは仕方有りませんが、どうしても心配になるのもわかります。気になる場合は何かしら大きな金属のものに触れさせておけばそっちに温度が逃げるので、温度上昇を抑えられます。

私は以前使っていたPCにつけてたHDD用ヒートシンクが転がってたので、それを本体の上にただ置いているだけですが、それだけでも結構温度下がって素手で触れられるレベルにまで下がります。取り敢えず私はこれでいいかな。

【USB4 Gen3x2:最大転送速度が40Gbps】というのはケーブルの長さの目安は80cm以下と決まっています。そのため本体近くに接続設置する必要があります。ちょっと離れたところに置くならファンがあってもさほど気になりませんが、比較的近くにおいて集中している時にファンの音が気になる場合もあるかなとは思っています。

私は個人的に本体がヒートシンク化しているので温度下げる方法はいくらでもあると思うのでファンなしでもいいかなといったところです。

感想

ざっくりと計測してみたが、M1とM4で意外と速度変化が起きたのは予想外でしたね。Thunderbolt 3 と 4は規格上速度は同じだし、やはりメインとなるM1とM4チップの違いなのかな?

しかし、それでもこの速度はやはり大きい。内蔵SSDとほとんど同じレベルの速度が出るThunderbolt4 / USB4 40Gbpsは伊達じゃないですね。

Macの内蔵SSDは通常自分で増設するのは不可能(ハンダ付けに自信のある人ならやろうと思えばできるらしいが私には無理)。しかも購入時にBTOで増設するにはかなり高額。しかし外付けエンクロージャーにM.2SSD入れてこれだけの速度が出るならそっちでいいじゃんという結論に至ります。macで外部起動ディスクに出来るのも大きいですね。

たしかにファンがないので高温になるのは避けられませんが、ファンがあるとそれだけ音が発生します。無音か高温どっちを取るかですね。USB4 SSDエンクロージャーも国内外メーカーからかなり出ていて、数も増えてきました。ファン有りファンなしもありますし、選ぶ際には悩ましいところですね。

おすすめできる?

イエス!おすすめできます。
AppleSilicon Macで内蔵ディスクの少なさに困っているなら有りでしょう。

いいところ

  • 内蔵SSDに近い速度が出る
  • Macで外部起動ディスクになる。
  • ファンがないので静か

気になるところ

  • 本体がかなり高温になる。

疑問:違いあるの?

で、このロジテックLHR-LPNVWU4CD、と玄人志向GWM.2AM-U4CCって違いあるのでしょうか。型番もU4CDとU4CCですし。ただの販路違い?OEMなのかな?

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