サブモニターが欲しい
サブモニターとして10年以上使っていたフルHDディスプレイLCD-MF221Xが不調だ。
前々からメインモニタの4K27DELL S2721QSとサイズ感が合わなくて気になってはいましたが、まだまだ使えると思っていました。しかしここ最近急激に不調。と、言う訳でDELL S2721QSに合うサブとして使えるモニター、しかも安いのを探した。
モニターの条件
- サイズ:27インチ
- 解像度:WQHD もしくは 4K
- WQHDなら高めのリフレッシュレート
- IPS液晶 VAでもいいのがれば・・・
- Mac、PS5など色々つなぐ予定なので入力が複数あるもの
- モニタアームに取り付けるのでVESA規格対応
- サブモニタなので安物でいい。セール物や型落ちでいい
候補
メーカー | KOORUI | Jlink | JAPANNEXT | LG |
Amazonリンク | 27E3Q 27E3Q(別頁) | E27QP4K | JN-IPS27WQHDR | 27GN800-B |
画面インチ | 27 | 27 | 27 | 27 |
解像度 | 2560×1440 WQHD | 2560×1440 WQHD | 2560×1440 WQHD | 2560×1440 WQHD |
パネル | IPS | VA | IPS | IPS |
リフレッシュレート | 170Hz | 165Hz | 75Hz | 144Hz |
応答速度(最大) | 1ms(OD) | 5ms(GTG) 1ms(MPRT) | 1ms(OD) | 1ms(GTG) |
接続端子 | HDMI2.0×2 DP1.2×1 3.5AUX | HDMI2.0×1 DP1.2×2 USB 3.5AUX | HDMI1.4×2 DP1.2×1 3.5AUX | HDMI×2 DP×1 3.5AUX |
セール金額 金額 | ¥28,999 ¥39,999 | ¥27,180 ¥31,980 | ¥19,355 ¥23,086 | ¥33,782 ¥42,273 |
その他 | 縦横回転・高さ調節 モニタスタンド装備 VESA | VESA USB モニタスタンド | VESA | VESA |
VAパネル | 価格ならこれ | 性能・信頼性ならこれ |
色々Amazonで検索し、だいたいこのあたりが候補になった。
セール中の金額だとJN-IPS27WQHDRが一番安い、セールの金額と性能で考えると27GN800-Bがコスパ的には一番かもしれない。この4機種だと信頼性が一番高いのはLGだとは思う。
でもね、170hzという数字に惹かれるじゃないですか、それに昨今Amazonでモニター関係を検索するとよく見かける中国のKOORUIというモニターメーカー、気になるじゃない。チャレンジしたいわけですよ、人柱!というわけでKOORUIの27E3Q(別頁)に挑戦です!
E27QP4Kもコスパ的には惹かれたが、HDMIが1つでDisplayPortが2つと私の環境に合わないのと、VAよりIPSがいいかなと・・・。
ちなみにKOORUIは2021年5月4日に設立された中国半導体HKCグループの新興ブランドだそうです。
レビュー
KOORUIの27E3Q(別頁)早速購入、購入金額はAmazonで¥28,999でした。配送は中一日で、ヤマト運輸での配送でした。
いいところ
- 価格が同程度の他機種に比べると安い
- 定価?は結構4万くらいするので高いが、基本3万以下で売っているのでAmazonのセールとかだと今後もう少し下がるのかも。コスパはいいと思う。
- 標準モニタスタンド素晴らしい。高さ、回転など高性能
- 私の知りうる限りだが、このモニタスタンドは結構いいと思う。硬すぎもなく弱すぎでもなくいい塩梅。高さ傾き回転なんでも調節できるのでモニターアーム使わないでも結構重宝すると思う。
- M1 MacとDisplayPort接続しても安定している。
- これ結構重要。DELLモニターはかなり不安定でケーブル変えたり抜き差ししたり、設定変えたりとめんどくさい事この上ないので、それに比べると安定していてありがたい。
- M1 MacでもThunderbolt→DisplayPort接続だと170Hzで表示される。
- Macでヌルヌル高リフレッシュレート!
- PS5も2022年夏ごろWQHD対応したので、しっかりと使えます。
- 120Hz対応ゲームなら恩恵があります。通常は60Hzですが、120Hz対応ゲームで設定したうえで遊ぶと表示もしっかり120Hzになります。
気になるところ
- 色がやや癖がある。
- 動画はきれいだが、印刷物や写真などの色調整は難しいかも。シビアな色調整が必要な場合は要確認検討。
- 設定でOD加速しても、1msは本当だろうか?
- FPSとかやらないならさほど気にならないが、本気でFPS系のゲームやるなら気になるかもね。個人的にはそこまで気にはならなかった。
- 背面メニュースイッチが使いづらい。
- ポッチをグリグリ、ジョイスティック感。なんか壊れないかと・・・耐久性が心配。
- 電源内臓ではないので大きなアダプタが必要。
- 内臓じゃないのかーとちょっと残念に感じたポイント。
- モニタに表示される文字に中国語が交じる
- スピーカーが無い
- スピーカかイヤホン、ヘッドホンを自分で用意する必要がある 音が小さめ
- PS5と接続すると、起動直後はHDCPが1.4と表示されるが、しばらくすると2.3に変わる。なぜだか分からない。
- VESA対応だが、凹凸があり標準状態ではモニターアームを装着できない。上部2つと下部2つで高さが違うので2種類のM4サイズのスペーサーが必要。付属していないので自分で用意す必要がある。私は比較的ぴったりに設定したので上段がM4×15、下段がM4×20のスペーサーを装着しました。
- mac OSからHDMI接続だと144Hzと表示されるが選択すると画面が映らない。120Hzを選ぶと映る。念のため確認としてHDMIケーブルを高性能なHDMI2.1、8k対応ものに変えてみたが144Hzを選択することはできるが、画面は表示されなかった。私の環境のM1 Macだと120Hz以下の設定じゃないと描画されない。ちなみにM1Mac miniはHDMI2.0規格だったはず。
規格 | 帯域 | FHD | WQHD | 4K | 8K |
HDMI2.1 | 48Gbps | 240Hz | 240Hz | 240Hz | 60Hz |
HDMI2.0 | 18Gbps | 240Hz | 144Hz | 60Hz | ☓ |
HDMI1.4 | 10.2Gbps | 144Hz | 75Hz | 30Hz | ☓ |
HDMI1.3 | 10.2Gbps | 144Hz | 75Hz | 30Hz | ☓ |
まとめ
おすすめできる?
PlayStation5などのコンシュマーゲーム機での利用含め全く問題ないレベルだし充分おススメできると思う。高解像度でゲームしたいなら選択肢に入れていいともう。
ただ命がけでFPSで遊びたいなら1msが若干疑わしいので、もう少し熟考してもいいかも。それにFPSならわざわざWQHD狙わず、FHDの高リフレッシュレートモニタでいいんじゃないかな?
こればかりは個人差、感じ方が関係するのでなんとも言えないが、普通に使う分には全く問題ないレベルだと思っています。
なんといってもWQHDリフレッシュレート170Hzで2万円代後半というのは間違いなく魅力。私のようにPC用にメインモニターがあって、追加でのサブモニターとしてならいい買い物。あとはゲーミングモニタなので、今までゲームを普通のモニターやテレビでやってたという方が初ゲーミングモニタとして選ぶにはWQHDの中では価格も手頃だしいいのではないかと思う。コスパは間違いなくWQHDのゲーミングモニタの中では高く、おすすめできる。
パソコンのモニターとしても十分すぎる性能である。モニターの色に若干くせがあり調節が大変なので、印刷物の出力や写真関係、画像処理などで使う場合はしっかり調整しましょう。それ以外は基本的に問題ないように思う。あくまでメインモニターとして使っているDELL S2721QSとの比較なので参考程度としてもらえればと思う。
VESAモニターアームを取り付けたい場合は別途スペーサーを用意してね。
不安要素
この会社KOORUI自体が2021年5月4日に設立されたばかりの新興ブランドであり、耐久性やアフターサービス等がどうなるかは未知数である。それを理解した上で購入するべきでは有ると思う。
商品リンク
ちなみに下の2つのリンクは同じ商品。何故か別商品頁になったようです。
コメント