眠ってる古いスピーカーを使おう!!
ずーっと、不調になってから何十年も動かしていなかったミニコンポがそのまま我が家にはある。SONYのCMT-J3MDというミニコンポだ。メルカリとかで3000円前後の価格帯で取引されてる感じの機種です。
メインのアンプ部分にあるCDやMDドライブの不調で長期間電源も入れず、全く利用していませんでした。先日久々電源を入れたらCDドライブが延々とギャンギャン回転して異音を放つほど致命的に壊れていました。
そろそろ破棄も検討したが、スピーカーは非常にきれいな状態で残っている。せっかくだからスピーカーは使おうかなと思った次第である。
ちなみに普段はLogicoolのZ623というサブウーファーが凄まじい機種を使っているので、それほど困ってはいなかったのですが、Z623も2011年から使っており、いろいろボロくなってきたこともあり、音響に変化がほしいなと思った次第です。
CMT-J3MDに付属のスピーカー(SS-CJ3MDS)を使用するためアンプを探しました。
条件
- パッシブスピーカーを接続できるアンプ。
- BASS TREBLEなどの調整ができるもの
- USB DAC(macやWindowsとUSBで接続可能、尚且つ入力種類が2系統以上あるもの。)
- 価格は1万円前後で。
- Bluetoothは利用しないのでどっちでも良い。
色々検討した結果AmazonでFX-AUDIO- D302J++を購入しました。ちなみに他にはNobsound NS-01G なども検討しましたが、入力端子の選択肢の多さでFX-AUDIO- D302J++を選択しました。
価格は若干オーバーしましたが、ポイントを使えたのでそこはまぁ大目に見る。
各スペック
スピーカー(型番SS-CJ3MDS)スペック
- 型式:2ウェイバスレフ型
- 使用スピーカー:
- ウーファー(低音用) 12cmコーン型
- トゥイーター(高音用) 2.5cmドーム型
- インピーダンス:6Ω
- 最大外形寸法(幅×高さ×奥行き):156×250×245mm(1台)
- 質量:3.0kg(1台)
非常に古いもので、検索してもほとんど情報がないほど古かった。発売は1999年で、当時5〜6万ほどで購入した記憶がある。音質は可もなく不可もなくミニコンポ的な音質だったかな・・・。
ミニコンポの型番CMT-J3MDで当時の英語取説が残っていました。
アンプ FX-AUDIO- 『D302J++』スペック
- FX-AUDIO-:D302J++
- アナログ入力:【1系統】ステレオRCA端子
- デジタル入力:【3系統】USB TypeB端子/光デジタル音声入力(角型)/同軸デジタル音声入力
- ヘッドフォン出力:3.5mmステレオミニジャック(※4極プラグ(TRRS)は保証外)
- 対応フォーマット:PCM 2chステレオ 最大24bit 192kHz
- 出力端子:2chステレオスピーカー出力 (バナナプラグ対応金メッキ端子)
- 最大出力:最大15W×2ch(電源入力12V・4Ω時) / 対応スピーカー:4Ω〜16Ω
- 機能:デジタル3系統+アナログ1系統入力切替・トーンコントロール機能・ミュート機能
- 電 源:DC12V / 電源容量2A以上 (ACアダプター別売)
- 電源コネクター:外径5.5mm 内径2.1mm (センタープラス仕様)
- サイズ:幅133mm×奥行き108mm×高さ33mm(突起部を除く)
- 重量:410g
【動作対応OS(USB接続)】
Windows 11/ 10/ 8(8.1)&7/ Vista / XP / 2000/ MacOS X / 9.1以降
USB AUDIO CLASS 2.0対応:Windows10 Creators Update バージョン1703 ビルド15063 以降 Mac OS X 10.6.4以降
※Windows10以降及びMacOSについてはOS標準ドライバで動作します。
※上記以前のWindowsOSでご利用の場合はドライバのインストールが必要となります。※モバイルOS搭載機器は動作保証対象外です※
https://amzn.to/3w96d5r Amazon商品説明より一部引用
モバイルOS搭載機との接続は、端末の仕様又はソフトウェアの仕様等により認識できない場合がございますので動作保証対象外としております。
※動作保証はしておりませんが、一部のモバイル機での動作を確認しておりますので、参考情報として掲載いたします。
・iPhone6/iPhoneSE/iPhoneXR/iPhoneX (Lightning – USB 3カメラアダプタでの接続)
FX-AUDIO- 『D302J++』
写真
電源
このアンプはというか、このメーカーNFJのFX-AUDIO-シリーズには基本的に電源アダプターは付属してこない。市販のものが流用できるのでそれを使うか、メーカーが指定してるリユース品などがAmazonでも売っているのでそれを使う。今回のアンプの指定規格はDC12V / 電源容量2A以上で、コネクタ形状が外径5.5mm 内径2.1mmとの事でした。
手持ちのアダプターを探したところ DC12V/2AとDC12V/1.5Aのものがコネクタ形状も合致しているものがあったのでそれを流用。指定通り2Aのほうを使用することにする。1.5Aでも自室で大音量で使わないであれば問題ないとは思いますけどね。
ちなみに何の電源かというと外付けHDDに付属していたアダプターがコネクタ形状が一致しました。バッファローやIODATAのものは1.5Aですが、コネクタ形状も一致しています。2Aのものは裸のHDDを差し込むクレードルタイプのものが2Aでしたのでそちらを利用します。ちなみにどちらも内蔵HDDが壊れたり本体が壊れ使わなくなり電源だけ保管していたものです。全部捨てないで一部取っておくと今回の様な時に役に立ちますね。
使ってみる。
まずは本体が金属ヘアライン加工でかっこいいですね。金属筐体で排熱にも優れているのかな?デザインも気に入っている。使用中もそれほどの発熱量はないですね。
USB接続がmac、Windows、iOSなどでドライバのインストールなしに使える。
WindowsやmacはUSBに挿し、出力先をD302J++を指定すればそのまま利用できます。iOS機器に関してはLightning端子の場合はApple Lightning – USB 3カメラアダプタなどを使い使用します。USB-C機器の場合はそれ用に変換したらそのまま使えるでしょう。ただしメーカーによれば※モバイルOS搭載機器は動作保証対象外です※とのことです。
ハイレゾ対応の192Kでの利用する場合は別途設定が必要ですが、mac、Windowsともに簡単です。Windows11の場合はシステム>サウンド>プロパティ で24ビット192Hzに設定。
macの場合はアプリケーション>ユーティリティ>Audio midi設定.appで同様に24ビット192Hzに設定します。
入力の種類が多くて良い
左からUSB-B、光デジタル、コアキシャル(同軸)、RCAと入力が4種並び、スピーカー出力、電源となっています。正面のスイッチで入力選択を切り替えできるのでmacやPC、ゲーム機などでデジタル3系統、アナログ1系統を切り替えながら使えます。スピーカー出力はバナナプラグにも対応しています。
まとめ
使ってみた感想
音はそれなりではあるが、結構いいんじゃないかと思う。
そりゃ元々がミニコンポ用のスピーカーなので所謂ミニコンポ的な音質なのは仕方ない。アンプの機能でBASS&TREBLEの調整で結構好みにもできる。
所持しているPCスピーカーZ623と比べてみると低音域は雲泥の差でZ623の方が良いが、高温中音域やバランス、音の解像度はこのミニコンポ用スピーカーのほうがきめ細やかに聞こえる気がする。Z623は重低音側にぶっ飛んでいることもあり、余計にそう感じるのかもしれませんが・・・。
私のポンコツ耳の感想なので参考にはならないが、それでもまだまだ現役で音を奏でられるスピーカであることは間違いないかな。
まぁ音質求めるならもっと高性能なアンプにするよりかは、普通にアンプ内蔵の1万前後でも音の良いアクティブスピーカーを選択したほうが良いでしょう。わざわざ古いミニコンポ用パッシブスピーカー使わなくても・・・と思います。でも今の時代にUSB接続のPC用スピーカーとして蘇るのもまた良いんじゃないかと。
あと、残念だったところはAUDIO CLASS 2.0対応ですが、USB AUDIO CLASS 1.0には非対応です。そのためPS5でのUSBからの接続は利用不可となっておりました。使えるかなぁ?と思ってはいたんですが、やはりダメでした。
いいところ
- 金属ヘアライン加工でかっこいい
- 古い昔のスピーカーをUSB接続で使える
- USB接続がmac、Windows共にドライバのインストールなしに使える。iOSでも利用できる。
- 入力種類が豊富(デジタル3種USB 光デジタル 同軸、アナログRCA1種)
- ハイレゾ対応
- BASS TREBLEなどの調整が可能
気になるところ
- コントロール部分に最大値や中央値などがないので、何処が上限下限なのか感覚で分かり辛い。
- AUDIO CLASS 2.0対応・USB AUDIO CLASS 1.0非対応 PS5では利用不可。
PS5ではUSB接続では認識しない。以前の機種『+』のときは認識していたようだが現行機種はUSB AUDIO CLASS 2.0でありPS5はUSB AUDIO CLASS 1.0なので利用できない。
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