忘れそうなので備忘録として残しておく。
注意:これはmacOSでの記事です。Windowsについては記載しておりません。
MacでのiOS、iPadOS機器のバックアップを指定の場所に変更する
Macのハードディスク容量を圧迫する結構比重の多い問題としてiOS機器のバックアップがある。iCloudにバックアップしていれば関係ないのだが、iCloudに課金していない私はMac本体へバックアップを行っている。それがiPhoneとiPadとそれも複数台となるとMacのハードディスクはムチムチになってしまう。 よし外部ディスクに移そう!
そのままだと特に外部ディスクをバックアップの保存先に指定することは出来ないので、以下のような方法で変更できる。
ちなみに以下の情報はChatGPT、やGoogle検索に表示されるAIでも教えてくれるので、そちらのほうが分かり易いかもしれません。
標準でのバックアップの保存先の確認
~/Library/Application Support/MobileSync/Backup/
に保存されています。
Finderで「移動」メニューから「フォルダへ移動」を選択します。
上記パスを入力して「移動」→「Backup」フォルダが表示されるので、その内容を確認してください。
ライブラリフォルダは通常非表示になっていますので、finderの上部のメニュー「移動」からだと「option⌥」キーを押すと「Library」が表示されます。
それ以外にも起動ディスク内で「⌘」+「shift」+「.」を押すと不可視ファイルと不可視フォルダが全部表示されるようになるのでそれで「Library」フォルダーを表示させて見つけることも可能です。が、不可視ファイル、不可視フォルダの表示はうっかり削除したりすると大変なので、終わったらしっかりもう一度「⌘」+「shift」+「.」を押して元に戻しておくこと。
新しい保存先の作成
バックアップを保存する新たな場所を外付けHDD内に作ります。ちなみに私の環境だと外付けの「3TB_TS.HD」というハードディスク内の「書類フォルダ」の中の「iOSフォルダ」の中に「Backupフォルダ」を作りました。パスだと以下のような感じです。日本語フォルダが混じっていても問題ありません。
/Volumes/3TB_TS.HD/書類/iOS/Backup
現在既に元の場所にバックアップが残っている方は新たなバックアップ先に手動で移しておきましょう。Backupしたら元のフォルダ「/Backup/」は削除する。
ターミナルでシンボリックリンクを作成し設定変更
上述の標準Backup先から、新たに作ったBackup先へ設定の変更を行います。
Finderで「アプリケーション」 > 「ユーティリティ」 > 「ターミナル」を起動します。(Spotlight検索でターミナルを検索し、そこからでも起動できます。)
- ターミナルに[ln -s ]を入力 sの後は半角スペースです。
ln -s
- その後に新しく作成した新規Backup先のフォルダをターミナルに「ドラック&ドロップ」しパスを貼り付ける。
ln -s /Volumes/3TB_TS.HD/書類/iOS/Backup "
- その後にもともとの標準Backupフォルダを指定します。
ln -s /Volumes/3TB_TS.HD/書類/iOS/Backup "/Users/ユーザー名/Library/Application\ Support/MobileSync"
- 注意!エラーになる場合は以下の場所を半角スペースに修正してみてください。
/Application\ Support/ → /Application Support/ - 最後にEnter↵を押します。成功したら
/Users/ユーザー名/Library/Application Support/MobileSync の下に Backup という新たに作成した保存先のBackupのエイリアスが作成されます。失敗したらエラーになるだけですので、再度パスを確認し行ってみてください。特に半角スペースや ” の入れ忘れなどに注意!
動作確認
- iPhoneまたはiPadをMacに接続し、バックアップを作成します。
- 新しい保存先フォルダにバックアップが保存されていることを確認してください。
これで次回以降のBackupが今回新たに指定した外付けHDDに保存されることになります。
内蔵ハードディスク、内蔵SSDの容量圧迫の原因の一つが解決したことになりますね。
ln -sとは?
「ln -s」とは?
「ln -s」で、ファイルの“シンボリックリンク”を作成できます。 シンボリックリンクは、いわばファイルの“別名”で、長いファイル名に別の名前を付けたり、パス名の指定が分かりにくい場所にあるファイルを扱いやすくしたりする(例:ディレクトリへのシンボリックリンク)場合に使います。
シンボリックリンクについてはこちらも参考になりますね。
参考にした情報
今回の情報は検索するとAI、チャットgptでも教えてくれます。 AI便利ですな。
Google検索でのAI による概要
MacでiTunesのiOSバックアップの保存場所を変更するには、次の手順に従います。
- Terminalで「cd ~/Library/Application\ Support/MobileSync」と入力し、Enterキーを押します。
- 「open.」と入力して、Finderの現在のバックアップフォルダを表示します。
- バックアップフォルダの名前を変更、移動、または削除します。
- 「ln -s [desired-new-backup-path] ~/Library/Application\ Support/MobileSync/Backup」と入力し、Enterキーを押します。
- Macを再起動します。
また、iPhoneやiPadのバックアップをMacの外付けハードドライブに移動することもできます。
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